生没年月日:1947年9月19日 - 1996年5月15日 没年:49歳
出身地:日本・茨城県
三木理雄、小原安正、セゴビア、J・トーマス、デ・ラ・マーサらに師事。
1968年デビュー以来、スペインへの留学と演奏活動、NHK教育TV「ギターを弾こう」の講師等で活躍。
現代音楽の分野では、オーケストラの定期公演が初めて取り上げたギター協奏曲、ピッツィーニの「三姉妹の為のギター協奏曲」を初演したのをはじめ、三善晃、山岸磨夫、福祉典夫らの委嘱作品初演を手がけ、パリ芸術祭では、ソルボンヌ協会でリサイタルを行っている。
また武満徹作・編曲作品ばかりによるリサイタルでは、作曲者との対話も含めてユニークなものであった。
一方、中世の音楽にも造詣が深く、1981年には、その研究発表ともいえるリサイタルで、「聖母マリア頌歌集」よりの数曲を牧野知成指揮 ”樹と家族古楽コンソート”他の饗宴を得て、オリジナル・スタイルで再現したほか、ギター・ソロをレコード化した。なおこれに先立つ1979年、同曲を中心としたリサイタルで芸術祭優秀賞を受賞している。[*1]