1929 Segovia's first visit to Japan [Welcome party in Osaka]

1929年 セゴビア 第1回来日

[*挿画元]:https://www.digitalguitararchive.com/category/articles/locations/japan/page/2/

07-01-Study-of-Mandolin

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1929年 セゴビア 第1回来日
関西連合RMG誌友歓迎会 大阪ではRMG誌の誌友によってコンサート後の小時間にもセゴヴィアの歓迎会が開かれたのは何よりうれしいことである。
向井 正氏のご尽力と彼の地の同好家のセゴヴィアへの憧憬とが、此の挙を成功せしめたものである。
同会においてセゴヴィア氏に贈られた「京人形」は、彼の家庭を華やかに飾るであろう。
なお向井氏の好意によって私に贈られた同会の記念写真(本誌貼付)によれば、関西の同好家の主要な人々はみな顔を出されている。
そしてこれを機会として関西でのプレクトラム機器についての同好家の集まりが恒久的に出来ようとしていることを聞くのは一層嬉しい事であり、セゴヴィア自身にとっても満足であるに違いない。

[武井守成 執筆談:まんどりんぎたー研究 昭和5年1月1日発行 第7年 第1号より] [*出典]:digitalguitararchive
『通信』
萩原氏よリの関西通信(神戸)
本月2日(11月)に大阪にてR.M.G.主催セゴヴイア氏歓迎茶話会をしました。
名古屋、京都、大阪、神戸、山口、下関の同好者参集するもの60名仲々の盛会でした。
セゴヴィア氏からはギターに対する注意などを伺いました。
教則本はアグアードのものを推奨し、絃はがツトを用うる事、湿気が多くて切れるならば、どうぞその都度新らしいのを替えて下さいなどと笑いの内に申されました。
そして音楽に対して常に感戟(感激)を忘れてはいけない事、常にスケールを練習する事など・・・・・。
タルレがの息子は今ドイツで数学の先生をして居るそうです。
ギターはミュンヘンのヘルマンハウゼルの楽器が一番よいと申されまLた。
大阪第一夜の演奏楽器は私逹拝見Lましたが1928年の製造のものでした。
教則本はアグアードのものを最初上げたらばジュリアーニに付右手の練習をし、それからソルの全部に付いて勉強して下さいと申されました。
尚一同から京人形を贈りましたら大変喜んで日本へ来て日本娘を連れて帰ることは予期していなかつたと御愛嬌を言うていました。
当夜の記念撮影の写真を一両日中に進呈Lます。
この時の写真にはセゴヴィァ氏のサインを一枚一枚して頂いて皆に分げました。
又セゴヴイア氏に贈るこの記念の写真の裏紙には60名の各自がサインしました。
この会合を機会に関西に於ける連盟を起す事に話が進んで来ました。
神戸に於ける同好者の集りは12月8日に催すことになりまLた。(大阪朝日、神戸版記事参照別送)以下略。


[*出典]:digitalguitararchive/1929-18-Armonia/P.24

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